一昨日、出先のベンチで一休みしていたら視界に何か入ってきた。前髪に何かついたようだ。埃?いや、動いている。そろっと触れてみると何かがひざに落ちた。ハエトリグモだった。
私はハエトリグモは結構好きで、ハエトリグモハンドブック(須藤達巳・著/文一総合出版)も持っている。帰宅後調べてみるとピンポイントでこれだというのは見当たらなかったが、ネコハエトリ(♀)に近いような気がする。ハンドブックのネコハエトリよりも地色が緑がかっている。直観的に女の子な気はしてたが、やっぱり女の子だったか。
大きさは小指の爪程度で、毒々しさがなく見た目も可愛らしいが、動きもちょこまか可愛らしい。ハエトリグモは蜘蛛の巣を作らない。目が良くてすばしっこいので、待たずに動いて捕食しに行くらしい。
うちにもアダンソンハエトリ(♂)は時々出現する。職場ではミスジだかチャスジだかの茶色っぽいハエトリを見かける。この日みたような灰緑の綺麗なハエトリは見かけない。連れて帰りたいくらいだった。
アダンソンハエトリも可愛い。帰宅すると明かりがついたのに反応して出現してくるので、あいさつされているようで癒される。
ただ、オスしか見かけないのでうまく繁殖できていないのではないかと思う。とはいえ、毎年見かけるし、子グモっぽいものも見たことがあるので実はいるのかな?
私はカエルと違ってクモは食べないので、安心して出現してほしい。
台風の風音が静まってきた。寝よう。