越前松島水族館に行ったこと

 越前松島水族館福井県にある。関西からはサンダーバードで日帰り可能な距離だけど、最寄駅は芦原温泉駅。温泉かあ、せっかくだから温泉も行こうかな、ということで、温泉宿に一泊することにした。

 一泊二日ならもう一か所くらい寄ろうかな、ということで、同じ福井県内の勝山にある恐竜博物館にも行くことにした。

 恐竜博物館と越前松島水族館は共通チケットも販売されているが、そんなに近くはない。公共交通機関を利用した場合、乗り継ぎ待ち時間を無視しても2時間くらいはかかる。じっくり見たい人はハシゴしない方が良い。

 4月のとある平日に有給休暇を2日とり、1日目は恐竜博物館、2日目に越前松島水族館という日程にした。

 サンダーバードでJR福井駅まで行き、歩いてすぐのえちぜん鉄道福井駅まで。あらかじめコンビニでえちぜん鉄道のお得なセット券の引換券を購入していたので、駅の窓口で引き換えた。

恐竜博物館へ行こう!(お得なセット券) - えちぜん鉄道株式会社

 勝山まで一時間くらい。そこからマイクロバスで10分くらいで恐竜博物館。

 恐竜博物館見学後は勝山から福井口まで。福井口からは三国芦原線に乗り換え「あわら湯のまち」駅まで。(1時間40分くらい)

 温泉旅館がたくさんあるのはこのあわら湯のまち周辺で、徒歩数分の旅館も多い。

 水族館には、あわら湯のまち駅からもJR芦原温泉駅からも同じ路線バスで行ける。

ただし、1時間に1本くらいしかない。宿泊先によっては駅よりも「旅館組合前」という停車場の方が近い。停車順は、JR芦原温泉駅あわら湯のまち駅→旅館組合前→越前松島水族館

 2日目の朝、わたしはあわら湯のまち駅の停車場からバスで越前松島水族館に行った。(15分くらいだったかな)

 越前松島水族館は、今どきの水族館のような一戸建ての大きな建屋タイプではなく、遊園地のように、敷地内にぺんぎん館や海洋館やかめ・かえる館などの小さな建屋が点在するタイプの水族館で、敷地は日本海に続いていた。全体的に少しひなびた感じが昭和っぽくって私は好きだ。

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渡島への桟橋から見た水族館

 その日は4つのアトラクションが組まれていた。イルカショー、フンボルトペンギンのお散歩、アザラシお食事タイム、3D立体映画「くじらと恐竜」。平日でがらがらにすいていたので、私はすべて堪能した。

 3D立体映画をやっていたシアター館は天井がドーム状だった。プラネタリウムなんかをすることもあるのかもしれない。私が観た回は私以外に客が無く、貸切状態だった。入場料300円で貸切。申し訳ない気分になった。 

 シアターの下階は展望レストランで、円形の壁に沿ってテーブル席が配置され、外の景色を観ながら食事ができるようになっていた。オオグソクムシオムライスは1日5食限定。私は食べなかったけど。私が頼んだホットケーキにはサメっぽい形のナイフと魚の形の柄のフォークが添えられていた。彩りの缶詰のチェリーが昭和っぽくって私は好きだ。

 

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3Dシアターとホットケーキ

 私の最大の目当てであるかめ・かえる館(以降かえる館と略する)は、少し奥まった場所にひっそりとあった。存在に気付かずに寄らずに帰ってしまう人もいるかもしれない。私は水族館内に滞在中、3~4回くらい繰り返し観に行った。ペンギン観て 、カエル観て、イルカ観て、カエル観て、魚観て、カエル観て、ペンギン観て、カエル観てといった感じで。だいたい貸切状態だった。

 越前松島水族館で展示されているカエルを列挙すると以下の通り。

キンイロアデガエル、イエアメガエル、アカメアマガエル、マルメタピオカガエル、コケガエル、アジアジムグリガエル、サビトマトガエル、ムシクイオオクサガエル、アフリカツメガエル、コバルトヤドクガエル、チョウセンスズガエル、キビヤドクガエル、クランウェルツノガエル、マダラヤドクガエル、ツチガエル、カジカガエル、タゴガエル、ヤマアカガエルモリアオガエルニホンアカガエルシュレーゲルアオガエルニホンアマガエル、アズマヒキガエル、トノサマガエル

 周辺に棲息するカエルがしっかり展示されているのが嬉しかった。

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アジアジムグリガエル 地獄から這い出してきたかのような顔が恐い

 

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トノサマガエル(多分ダルマガエル

 

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アズマヒキガエル 一番右のがなんだかキス顔

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カジカガエル 1匹へばり付いている。奥には2組のカップ

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モリアオガエル おっとりして美しい

 カエル以外ではイモリやイグアナも少しだけ展示されていた。

 

 かえる館以外については、色々触れることが可能なものが多かった。タコやウナギやサメやエイやドクターフィッシュなどなど。

 こんぺいとう館というファンシーな建屋の中にはコンペイトウという深海魚やオオグソクムシが展示されていた。

 ペンギンはフンボルトペンギン以外にも、オウサマペンギンやマカロニペンギンのように寒冷地タイプのものも展示されていた。

 水族館玄関抜けてすぐには土産物屋とマンボウの水槽があった。

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羽が生えかわる途中のオウサマペンギン コンペイトウ

 なんだかんだですいているのをいいことに5時間くらい楽しんできた。

 帰りはバスでJR芦原温泉駅まで行き、サンダーバードで戻ってきた。

 

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恐竜博物館で買った恐竜の系統図と羽二重餅 水族館で買ったコンペイトウ人形