秋の初めに虹の森公園に行った。
愛媛の国道381号沿いの道の駅、「虹の森公園まつの」にあるおさかな館。
四万十川がすぐそばに流れ、淡水の生物を中心に展示されている。カエルもいる。
私は宇和島から予土線「かっぱうようよ号」という観光列車で行った。宇和島から9駅の松丸駅から徒歩数分で到着。
一番乗りだったので、せっかくだからかっぱの間に座らせてもらった。
他にも座りたい人や、写真を撮りたい人もいるだろうと思ったので
途中で他の席に移ったが、そういう人はいなかった。地元の人ばっかりだったのかもしれない。
カエルの展示場所にはたんぼの害虫レストランの看板とカエルのオブジェがある。
たんぼのカエルは食生活が豊か。実際たんぼのあぜ道を歩いてみると、害虫なのかどうかはわからないけれど、大中小の様々な大きさのとりどりの虫たちがたくさんいて、どの大きさのカエルも何かしら食べ物にありつける。
何種類かの日本のカエルたち の展示(ヤドクガエルっぽいのもいた気がする)のなかでは、色素欠損のカエルを集めた展示とやたらガタイの良いヒキガエルが印象的だった。
「アマガエルのヒミツ」(秋山幸也・文 松橋利光・写真/山と渓谷社)によると、カエルの色素細胞は、黒色素胞・虹色素胞・黄色素胞の三層構造になっていて、虹色素胞は光の成分のうち青に見えるものを反射し、黄色素胞を通過して緑(アマガエルのデフォルトカラー)に見えるとのこと。黄色の色素を欠いたものが青いアマガエル、黒色素胞が無い白化固体が金色のアマガエルらしい。
左の写真は目の裏側(まぶた?)が部分的に色素欠損している固体。
アマガエルはそれでなくともアイラインのような黒い模様があるので、ブルーのアイシャドウまで入るとかなり化粧濃い感じがする。美しいけれど。
ヒキガエル(ニホンヒキガエル)は2匹いて、うち1匹はずっとうずくまっていた。
もう1匹はかなり体の大きい個体で20cm超に見えた。
私があまり頻繁に写真を撮るので警戒したのか、すくっと立ち上がってさらに体を大きくして見せた。
ヒキガエルって手足が筋骨隆々な感じがしてかっこいい。この固体は大きいのでメスかもしれないけれど。
さんざんカエルを堪能した後、おさかな館を出て、職場や知人にお土産を買い、再び松丸駅へ。予土線はだいたい2時間くらいの間隔ででている。少しだけ時間があったので駅にある足湯にちょっとだけ浸かった。片足だけ。